嬉しい便り


今年もいろいろな方から年賀状を頂いた。マサイは年賀状の代わりにクリスマスレターを出している。「年賀状の代わりにクリスマスレターを作っています」と書いておくのだが、これが着いても年賀状をくれない人が多い。年賀状を書く時に去年の年賀状を横に置いて考えるのだろうか、年賀葉書でないと、出すリストから抜けてしまうらしい。

校長先生をしていたマサイのお爺さんは毎年300通を超える年賀状を書いていた。昔はパソコンなどないから表裏全て手書き。「毎年来ている年賀状が来ないと、具合が悪くなったんじゃないかと心配するのがいるから」、と毎年欠かさず書いていた。

めったに会えない人に元気であると伝えるのが本筋であると思うのだが、めったに会えないと、もう会わないから出さなくても良いか、という考えにつながるらしい。出しても帰って来ないケースが多くなった。表裏パソコンを使っての印刷という味気のないものも増えた。メールで返信という手を使うのもいる。こうなると貰ってもあまり嬉しくない。どうせ貰うなら、嬉しい便りが良い。

電話の受話器を取ると「ジャンボ」とスワヒリ語の挨拶が聞こえてきた。16年前、スイスに行った時に一緒のグループになったAさんがクリスマスイブに電話をくれた。年ははるかに先輩なのだが、クリスマスレターを読んだから、と電話をくれた。いつものことながら、実に明るく楽しい電話だ。

スイスのツアーにはご夫婦で参加されていたが、あの時既にリタイアされていたかどうかというようなお年だった。仲の良いご夫婦で、日本でもいろいろな山を一緒に楽しく登ってきたと聞いた。自由行動の日にマッターホルンのヘルンリ小屋までのハイキングでご一緒させていただいて、神様の作った素晴らしい自然を前に一緒に感動して来た。ボーイスカウトの指導もされていて、旅の最後は成田空港の電車ホームでお互いボーイスカウトの敬礼をして別れた。

静岡県に住んでおられるので、以来会った事はない。年に一度の年賀状やクリスマスレターのやり取りだけだが、楽しみに読んでいてくれているらしい。スイスでハイキングをしながら話したのだろうか、マサイがその2年前にアフリカへ行った時の話を覚えていてくれて、それが長年の憧れになっていたらしい。去年はその憧れのアフリカへご夫婦で行って来たといって、嬉しそうに電話をくれた。それで「ジャンボ」という挨拶が通じる。

スイスはマサイが独身時代に行っているので、当然細君のことは知らないのだが、マサイがいない時に、元海外ツアーコンダクターの細君相手に長電話をしていたこともある。いつかかってくるかは分からないのだが、電話をもらうとこちらが元気になる。実に楽しい。元気を貰える。2008年は2月初旬にノルウェーへオーロラを見に行くという。カメラなどどうしたらよいのか、ということも聞きたかったらしい。

見習うべき事がたくさんある素晴らしい先輩で、マサイもこういう風に相手に楽しさや明るさ、元気を感じて貰えるような人間になりたいものだと常々思っている。自然体でいながらイエス様の光を輝かし、それを楽しさや元気といった形で回りに受け取ってもらえるようになれれば良いなぁ。

マタイの福音書5:16
このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

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