プレッシャーをはねのけて


息子がインフルエンザにかかった。何となく喉が痛いと言って朝出かけたが、午後になって帰されて来た。ぼおっとしてきたという。

早速近所の医者へ。今年の風邪は高熱が出たり、それが長引いたりするようだが、熱はまだそれほど上がっていない。薬をもらって帰ってきた。これが金曜日。

翌日もう一度行くとB型インフルエンザだとい う。熱が引いて2日してからもう一度来るようにという診断。週末は教会学校の第一回ボーイズパーティーの計画があって、息子はとても楽しみにしていた。だ がインフルエンザはだいたい完治まで1週間かかる。わが息子は体力のある方なので、普段はかかってもすぐに直る。熱もそれほど上がらずに下がってきた、と いうので期待したが、咳は相変わらず出ているし、鼻水は出る。

週があけて熱が下がって来て、寝ているのも退屈になって来たので、本人は今からでも学校へ行きたそうにしている。それが火曜日。

木曜日はかかり付けの医者が休診日なので水曜日午前中に医者に行く。すぐに学校へ行く許可をもらえたので、嬉しそうにそのまま学校へ行った。先生にもらった登校許可証を手にガラっと教室のドアを開けて入ると、「ヨシヤ〜」の大歓声。本人はそれがすごく嬉しかったらしい。

しかし夕方からあるスイミングはまだ許可が降りない。当然今週は駄目だという返事。その通りまだ本調子ではない。薬を飲んでいるからか、食も細くなっている。帰って来ると疲れたというが、泳ぎたくてしようがないらしい。泳げないことで元気が無くなっているように見える。

暇にしている時に息子がスポーツ選手のプレッ シャーについてのTVを見ている。「泳ぐ時にプレッシャーはないか」と聞くと、「プレッシャーって何?」という返事。スイミングの試合の前に、どうしても 自己新を出さなきゃいけないっていう緊張のことだよ、というと、ふ〜ん、と言っている。

土曜日になってやっとスイミングに出かける。注文していたハーフパンツタイプの水着も来て、それを着て軽快に泳いだらしいが、病み上がりなのでスタミナ切れでへろへろになって帰ってきた。1週間のブランクは大きい。本人それが不満らしい。

このところ大会でターンの失敗が多い。3年生の うちにIJAで規定されているタイムをクリアして選手になる、という大きなプレッシャーを感じて緊張しているのだろうか。試合の時にパパやママが見ている と緊張するからというので見ないでいると、それも寂しいらしい。2月の大会の時も、前日しっかりとシミュレーションをしていた。あと2秒をどう縮めるか。 ほんの2秒なのだが、アスリートにとっての2秒は大きい。

当日自由型の泳ぎは良かったらしい。しかしク イックターンをした時に壁がなかった。力が入りすぎたか、それでタイムロス。後半の追い上げはすごかったと聞く。ターンの失敗がなければ、とうにIJAの 規定タイムをクリアしているはず。試合後はそれなりのショックを受けているようで、いつになく無口で機嫌が悪い。

毎月ある大会のたびにあちこちのチームの選手に 囲まれて泳いでいるので慣れてきているのかと思えば、そうでもないらしい。水泳は他人や会場の雰囲気より自分との戦い。IJAというのが今息子の前に立ち はだかっている。プレッシャーを反対に楽しめ、と言って理解する年でもない。手を貸してやるわけにもいかない。励ましがプレッシャーになっては、と思うの だが、本人が好きで泳いでいるうちは、それに負ける事もあるまい。何より息子にはイエス様がついている。

ピリピ2:16
いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます。

息子が確信を持って表彰台の上でこう言えるようになるまで、励まし応援してやりたいと思う。

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