父をまねる


小学三年生の息子はパパがライバルだと思ってい る。パパが次から次へといろいろな面白いことを始めるのを、一緒になってやらせているので同じ事が出来る。それが自信にもなっている。ただママは女の子だ から自分の方が上だと思っているようで、時々なめた口の聞き方をして怒られている。ママはパパに対して負けず嫌い。息子はママに対して負けず嫌いという図 式が我が家にはある。

外で(学校で)しっかりやっているらしく、家で はその反動で甘えている。最初は外でもそうかと思って先生に聞いてみると、クラスをまとめるしっかり者らしい。ドッチボール大会の前は、皆を外に連れ出し て練習を重ね、ボールが取れない子も取れるようにして、試合では勝利を勝ち取った。授業中騒いでいる子がいると、静かにするように注意をする。そんな行動 を先生が見ていてくれる。一学期の成績表にもそう書いてあった。

外でしっかりやってきた日ほど家に帰って来た後 反動がある。一人っ子であるから一人遊びが出来るかというとそうでもない。マサイは一人っ子であったが、一人遊びが何の苦もなく出来ていた。慣れていたの かもしれない。家の中でも屋外同様の遊びをしたがるので、最近は平日の夕食後に「パパ遊ぼ」と言われると一瞬ドキッとする。

ママとパパが手をつないで歩いていると、間に 割って入るか、パパの反対側の手を取って3人並んで歩くことになる。ジェラシーの塊のようで、時々「ボクとパパとどっちが大切?」とママに聞く。ママは 「どっちも大切よ」とやさしく答える。「ママとボクでは?」と次はパパに聞いてくる。昔はママが一番、息子は二番と答えていたのだが、機嫌が悪くなるの で、「両方」と答えることにしている。「じゃあママとパパはどっちが大切?」と聞くと、「両方」という答えが返ってくる。

夏休みになってママの実家に遊びに行くのが夜に なってしまった。駅で電車の乗り換えを急ぐサラリーマンの姿を見て、「パパもああやって一生懸命急いで帰ってくるのよ」とママが教えると、感心するのかと 思いきや、「どうせ可愛いあこちゃん(妻)に会いに急いで戻ってくるんでしょ。どうせボクじゃないんだから」という返事。そうじゃないと慰めたのかと思っ ていたら、ママもそれを否定しないで話をそらせたという。パパの取り合いがある。

息子はパパの物をもらうと喜ぶ。基本的に大きく なったらみんなあげる、ということになっているのだが、それを自分でも使えるようになる日を心待ちにしている。大きくなったらくれるんだよね、と時々確認 している。共有という手もあるが、買ったばかりの水泳用のゴーグルはすぐに息子に取られてしまった。

7月に参加した川崎市の学年別水泳大会では自己 ベストが各種目で出た。自由形50mは、39秒23。公式記録では自己ベスト。平泳ぎも隣のコースを横目で見て気にすることなく泳げたので速く泳げた。頭 の動き方に気をつければもう少し早くなるような気がする。バタフライは見てあげられなかったが、タイムは良かった。最後の200mリレーでは第一泳者。1 位ではなかったが、回りの速い子達に引っ張られたのか、タイムは38秒31と自己ベストをさらに更新。専門種目は自由形。パパが初めて25mを泳げたのは 小学4年生。すごい奴だといつも思っているし、自慢の息子であることを本人にも言っている。

水泳が得意で自転車が大好き、足が速い息子をト ライアスロン大会に出そうと思う。パパが7月3日に出場して無事完走したのと同じ立川昭和記念公園でやるキッズ向けのトライアスロン。100m泳いで 5km自転車に乗って、1km走る。パパと同じ競技を楽しめるようになってきた。

サーフィンに連れて行っても、恐がることなく、大きな波の方へ連れて行けという。乗れた波のサイズにこだわる。このあたりライバルであるパパを意識している。パパと同じことが出来るのが嬉しくもあるようだ。

何も出来なくても可愛い奴ではあるのだが、家族3人、一緒にいろいろなことが出来るのは楽しい。遊んでやるというのではなく、一緒に楽しめるようになった。

第一コリント11:1
私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。

学年別水泳大会タイムが良かったので川 崎市の本戦に出られるかと思っていたが、これがトライアスロンと同じ日。残念ながら本戦出場にはならなかったので、無事トライアスロンに出られる。一緒に ついて来てパパの競技を応援してくれていたので、会場を確認にしているはずなのだが、コースを間違えないで走れるかどうか、少し心配している。

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