欲しいものと必要なもの


今一番欲しいものは何ですか?買いたいものがありますか?

 景気が悪くてボーナスが出た後も消費者の購買意欲が低下していると言われるが、パソコンショップなどに行くと、そんなことはないような気がする。

 あなたは計画的に買い物をするタイプですか?衝動買いするタイプ?

 折角神様からいただいた貴重なお金なら、無駄に使いたくはない。しかし後悔先に立たず。ああこん無駄遣いをするなら、献金すれば良かった…。

 普段は通帳に残高がないのに、ボーナス支給時は一瞬だけ豊かな気持ちになれる。それでも息子の通帳から借りていたものを返したり、これから引き落とされる予定のものを取っておいたりすると、実は使える金額はほとんどない、という事に気が付く。

 であるから何か欲しいものがある場合はじっくり考える。本当に必要なのだろうか?本当に使うのだろうか?流 行に左右されているだけではないのか?今ある物では何故いけないのか?別のもので代用できないか?なくてもいられるものではないのか?それで何をしたいの か?買うべきか、買わざるべきか、ハムレットの科白のような悩みを繰り返す。

 人間の欲求というものは無限なもの、際限がない。しかし本当にいるものはわずかだ。

しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。(ルカ10:42)

 そうと分かってはいても時々無性に欲しいものが出て来る。それを紹介する本を読み、カタログをもらってきて それについて研究する。カタログを山ほどもらって帰ると、妻が、あぁまたかという顔をして見る。店先ではショーウィンドウのガラスが曇るほどに鼻を近づけ て見る。そのうち熱にうなされた状態になってくる。

 そこで欲しいものが出て来ると、まず日記の巻頭にメモしておく。そしてそれについて祈る。御心ならば良い品 を安価で手に入れさせて下さい。しばらくカタログなどを見て夢中になっているが、それでもなおかつどうしても欲しくて、必要ならば買う。イエス様は我々の 欲しがるものではなく、我々に必要なものを与えて下さる。

あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。(マタイ6:8)

 しかし大概のものはメモしてしばらくすると熱が冷める。覚めるまでわりと時間がかかったものもあるが、熱か ら冷めると、途端に欲しくなくなる。一体何で今まであんなに熱狂的に欲しがっていたのだろうか、と不思議になるくらい情熱がなくなっている。結局は必要な ものではなかった。そうすると、日記の欲しいものリストから横棒で消される。買わなくて良かった、という安堵感も出て来る。

 反対に日記にメモして、どうしても必要になって来たものは買う。買う場合は、あらゆる所を回って値段の安 い、安心できる店で買う。そして買った日付を欲しいものリストの横に書いておく。不思議なものでここに日付を書くと、手に入れたものの重みと満足度が増 す。現在も検討中リストに残っているのはいくつかあるので、祈り続けている。

 小学一年生の息子は今はやりのベイブレードが欲しいという。毎晩寝る前にイエス様にお願いしている。何かの ご褒美に買ってきてあげるから、というと、いろいろ種類があるようだ。説明されても分からない。紙に書いてくれと言ったら、一生懸命欲しい順に5つ書いて きた。その力の入った筆跡のメモを持ってマサイは玩具売り場を真剣に探す。

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