「銀婚式」


5月9日に銀婚式を迎えた。1989年に出会って28年になる。細君との出会いについては、約3年前、2013年8月の165号に、「本来銀婚式の結婚25周年でこの話を書こうと思っていたのだが、出会って24周年の夏に書いてしまった。」と待ち切れずに既に書いてしまったので、出会いについては165号を読んでください。
アフリカ旅行から帰って来て、写真に礼状を添えて細君に送った。お客さんがツアーコンダクターさんに写真送ることは良くあるだろうが、その返事が来たのが12月、クリスマスイブに教会のクリスマス会を開くからというお誘いだった。
当時はまだ教会発足間もない頃、登戸ホームチャーチという名称のもとに第一回目の礼拝をしたのが1989年9月24日だから、発足年最初のクリスマス会ということになる。写真を送った後、いつ返事が来るかと4ヶ月間毎日ポストを恨めしく見ていた後だったので、やっと来た返事を喜ぶ。電話をすると(当時はポケベルも携帯もない固定電話だけの時代であった)、外人女性が出た。当時細君はアメリカから来た女性宣教師と吉祥寺に住んでいた。一生懸命英語で話した記憶がある。細君は教会に行っているので帰りは遅くなる。夜遅くに電話をしても良いか?構わない。というような内容だった。夜ドキドキしながら電話をすると4カ月ぶりに声を聞けた。嬉しい、また会えるんですね、と言ってくれた。当時は便利なWEB地図などないので、向ケ丘遊園駅から会場である昔の多摩区民館でまでの行き方を教えてくれた。
確かほんの少し雪の舞うホワイトクリスマスだった。広い会場に集まった人は少なかったが、アフリカ旅行へ一緒に行った女性メンバーが3人来ていた。ティム・ヒューバー牧師が挨拶をして、細君と教会のメンバーが英語で簡単なスキットをしたり、先日電話に出たアメリカ人女性がフルートでバッハを吹いたりした。その後のメッセージがアーサー・ホーランド師だった。大学2年で聖書の授業が終わってから久しぶりに聞く聖書の話で、敬虔な気持ちになれた。後日、細君がアーサー師のメッセージを録音したカセットテープを送ってくれた。こうして知識として聖書が、細君に導かれて信仰へとつながり始めた。聖書を創世記から黙示録まで66巻通読し、思うところをレポートにまとめた。それはそのまま洗礼時の信仰告白となった。
その後細君は吉祥寺から教会堂に近い中野島に引っ越した。その頃は、ツアーコンダクターをしながら神学校へ通っていた。その帰りに合わせて中野島に行き、駅前にあった喫茶店ノアで喋るようになった。名前の通り素晴らしいクリスチャンのご夫妻が経営する喫茶店で、奥さまがカウンターで厚い聖書を読んでいる姿が印象的だった。ここで随分長い時間を過ごした。話が途切れないので、最初にコーヒーを頼んで、やがて夕食も頼み、その後もう一度コーヒーを注文するというほど、最長14時から終電の23時まで窓際の席でずっと喋っていたことがある。讃美歌が流れ、壁には聖句が張ってある環境で、このご夫妻に見守られてのデートだった。食前のお祈りをしている時、奥さまが終わるまで給仕を待っていてくれたこともある。我々のデートはほぼこのノアと、淀橋教会での集会前に行った高田馬場のラーメン屋さんという程度で、気取ったところへ行ったことはない。長い間喋っていて実に楽しかった。
細君は教会の事務も手伝っていた。教会の様々な形を作り上げる時期の大変なことは全てかかわっていた。ツアーコンダクターと教会関係の働きと神学校という3足のわらじだ。そんな忙しい日々の息抜きに、とディズニーランドに誘った。10月21日、八丁堀の駅で待ち合わせをして、浦安へ。細君は、ティムさんに気軽に手をつないだりしてはいけないと注意を受けてから行った、と後になって教えてくれた。
マサイは女性に気軽に声をかけられないタイプである。しかしプロポーズしないでいると一生後悔することになる、断られたら一生独身で構わないと思った。閉園間際、出口に向かって歩いて来て、ウェスタンランドの淡い照明の中でプロポーズ。その直前に、カリブの海賊で撮った写真を受け取りに行くのを忘れていて、全速力で取って来た後なので、細君はマサイがいきなり大きく深呼吸をしたのを走った後の呼吸を整えているのだと思ったらしい。単刀直入なプロポーズに細君は二つ返事で承知してくれた。
そして7カ月後に結婚。仲人の役割をする証人は細君の両親が所属する久里浜福音教会の牧師夫妻に頼んだ。牧師夫人に「良く、うん、と言わせましたね」と言われたのを覚えている。結婚式には我々の目標とするメルヴィン・ヒューバー牧師夫妻も出席してくれた。多くの牧師が出席してくれた式であった。
以来あっという間の25年だった。妻を愛する気持ちは片時も変わらない、というより、より強くなっている。日々ともに神様に祈り、愛し、思いやり、いたわり合って来た。細君は、神様が最初から計画されていた相手であったのだなと確信している。銀婚式の日、ビーチにシートを敷き、並んで海を見ていた。出来れば人生の最初から一緒にいたかった。これからも元気で神様を中心とした家庭を守っていきたいと思っている。神様、よろしくお願いします。

箴言
18:22 良い妻を見つける者はしあわせを見つけ、【主】からの恵みをいただく。

詩篇
121:1 私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。
121:2 私の助けは、天地を造られた【主】から来る。
121:3 主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。
121:4 見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。
121:5 【主】は、あなたを守る方。【主】は、あなたの右の手をおおう陰。
121:6 昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。
121:7 【主】は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。
121:8 【主】は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。