「就活、始まります」


 息子の就職活動が始まる。どこで調べるのか、各所から就活についての案内が郵送されて来る。大会場でのガイダンス、セミナー、スーツの案内などなど。毎年就職協定が変更になるので親には流れが良く分からないが、卒業一年前の3月頃から本番は始まるらしい。
最近はナビとつくWEBサイトが就活支援をしているらしい。そこに登録をして情報をもらうようだ。就活準備、OB訪問、筆記試験の準備とやるべきことが書いてある。本番が始まる3月までにやっておくこととして、業界研究や企業研究、自己分析とあるが、速いところでは、前年の6月頃からインターンシップといって学生に就業体験をさせる企業もあるらしい。実際に企業で一定期間、職場体験をし、適性の見極めをする。当然無報酬。漠然としたイメージや憧れだけで本番選考に臨むのと、インターンシップを経験し、具体的な業務イメージややりたいことが明確になってから望むのでは違いは大きいという。この春休み中に各企業のエントリーが開始になって、6月頃から試験や面接が始まり、順次内定、と決まって行くらしい。
最近は売り手市場だということを読んだことがある。朗報として受け止めたい。昔でいうところの履歴書、今でいうエントリーシートに添付する顔写真を、好印象を与えるように撮影をします、ということを写真スタジオがうたい文句にしている。昔のようにネガから紙焼きではなく、撮ったその場で確認できるし、デジタル処理が出来るので、多少の難あり箇所は補正してくれるという。書類選考につながる重要なものなので、学生の間でも噂は広まっているらしい。何でも商売になるものだ。
時代があまりに違うのでマサイの頃の話は参考にならないだろうが、マサイは1981年、大学4年時に就活していた。就職氷河期であった上、一般企業の青田刈りもあった。狭き門であったので、今の売り手市場がうらやましい。当時の就職協定は、会社訪問10月1日解禁、マスコミ系入社試験11月1日解禁だった。マスコミに限らず、旅行会社や貿易会社も訪問したので、今になって振り返ると良い社会勉強になった。就職先を探す材料として、給料と言っていた同級生がいた、有休の多さが最重要だと言っていた者もいた。当時、何を不謹慎なことをと思って聞いていたが、今にして思えば会社人間ではない人種が育ち始めていたのだ。
昔と違うのは、定年延長や、60歳定年後にシニアスタッフとして働ける環境が企業内に整ってきているということ。企業としては今まで通りに新卒社員を採用していくと、総人件費が増えてしまう。しかし人事担当者や会社を運営する側は、長期的に見て社員の世代間に空白を作らないためにも、新卒も採用しておく必要がある。ベテラン戦力として残ってくれるシニアスタッフと、これから長い目で育てて行く新卒と、採用比率には頭を悩ませることになる。
 これからは22歳で就職して、65歳定年は当たり前になっているだろうが、在職40年の内には時代がどう変化して行くか分からない。マサイが新卒で就職した頃は、オフィス機器としてはコピーがせいぜいで、FAXですらそれほど普及してはいなかった。その後、ポケベル、PHS、携帯、スマホと電子機器はすさまじい進化を遂げてゆく。そこに入れば安泰と思われていた有名企業が吸収合併されてなくなったり、小さな企業が逆に大化けしたりしたケースもあった。
誰もが知っている知名度の高い企業が実はブラック企業だったりもする。マサイは一回転職しているが、それは新卒の時以上にエネルギーを使うものだ。そういう経験は息子にさせたくない。先々を見通すことは神様にしかできないので、息子がこれから40年以上働くことになる会社選びについて失敗することがないように、神様に祈って行く。
社会人の先輩として、働く者の世界に息子を迎え入れるのは感慨深いものがある。親の庇護化から脱する時が来るのか、我々も子育てから卒業ということになるのか。それももうあと一年でやってくる。大きな変化のある一年である。神様を第一に考えて働き、そこで神様を中心にした家族を作って養っていけるような就職先、神様の御心にかなった、息子にとって最適な就職先を与えて下さいと日々祈っている。人と環境に恵まれますように、神様、よろしくお願いします。

箴言
16:1 人は心に計画を持つ。【主】はその舌に答えを下さる。
16:2 人は自分の行いがことごとく純粋だと思う。しかし【主】は人のたましいの値うちをはかられる。
16:3 あなたのしようとすることを【主】にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。
16:4 【主】はすべてのものを、ご自分の目的のために造り、悪者さえもわざわいの日のために造られた。
16:5 【主】はすべて心おごる者を忌みきらわれる。確かに、この者は罰を免れない。
16:6 恵みとまことによって、咎は贖われる。【主】を恐れることによって、人は悪を離れる。
16:7 【主】は、人の行いを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる。
16:8 正義によって得たわずかなものは、不正によって得た多くの収穫にまさる。
16:9 人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは【主】である。