「事故った」


1月中旬の水曜日、昼食後の歯磨きを終えて席に戻るとスマホに着信履歴があった。息子からだったのでかけなおすとつながらない。しばらくたってかかってきた。
「事故った」という。
普通にしゃべっているので落ち着いて話を聞けたが、怪我はしていないというので、まず神様に感謝をする。
14時過ぎ、学校からの帰り道、駅から寮のアパートへ帰る途中だったらしい。ミニバイクに乗っていたのだが、その直前がタクシー、その前が畳を積んだ軽トラックだった。寮への真っ直ぐな一本道で、片側2車線だが、交通量の少ない広い道路だ。2台前を走っていた軽トラックが蛇行運転をしていたという。センターラインに寄ったかと思うと、急に左に寄って来た。タクシーも驚いたのだろう、右側から追い越したので、息子も同じように追い越した。と今度はそのタクシーが直進するものと思っていたところ、急に左折した。スピードは出ていなかったのだが、タクシーが左折前にブレーキをかけたのでそのバンパーにぶつかるような格好で転倒した。タクシーは止まってくれたが、軽トラックはそのまま逃げ去った。
バイク前輪の泥除けが壊れた。着ているものは一番外側の物が無償で、内側に着ていた薄手のダウンの袖が破けた。頭は打たなかったようだ。ただ事故に遭ったショックが大きかったらしい。派出所のそばだったで、すぐに警察官が来てくれた。タクシーの運転手さんも事故は不穏な動きをしていた軽トラックのせいだと言ってくれたらしい。この事故で止まった後ろの乗用車の人もいい人で、転倒で投げ出された荷物を一緒に拾ってくれたという。タクシーも息子も被害者なのだが、形的には息子がタクシーに突っ込んだ前方不注意の事故ということになってしまった。
 救急車が来て、近所の大型病院に連れて行ってくれた。レントゲンを撮って診てくれたが、異常なし。擦り傷が腕と足にあったが、左膝右肘ともに何ともなし。無事であったことに感謝する。タクシー会社の事務員さんが病院に駆けつけてくれたという。遠くの病院まで連れていかれたので、歩いて帰ってきた。バイクは事故現場近くの派出所に運んでもらっていた。
 転倒は2度目だが事故は初めて。興奮した口調で事故の状況を教えてくれた。事故保険に入っているので、保険屋さんに電話をして指示を仰ぐように伝える。この時、家よりは事故現場に近いところにいた細君に連絡を取る。電話がつながらなかったので、ラインを入れておいた。
 やっと着信に気づいた細君は文字を拾い読みして、思わずへなへなと座り込んだらしい。ゆっくり読めば無事なことが分かるのだが、とっさのことなので事故、病院、警察という文字だけが浮かび上がってきたという。すぐに息子のアパートへ駆けつけてくれたが、息子の方が先に帰ってきていた。
 息子を車に乗せて警察でバイクを受け取り、駅向こうのバイク屋さんへ。見てもらうと、保険屋さんの修理の%を聴いてから修理をしたほうが良いという。前輪プラスティックの泥除け部分が壊れただけで動きには問題はないので、そのまま乗って帰ってきた。細君が息子の元気な顔を確認してくれたのでマサイもほっとする。
マサイは毎朝息子のバイクの運転について、あらゆる事故から守ってくださいと神様にお祈りをしている。神様有難うございます。事故に遭っても大きなものではなく、ひどい怪我もせず、無事でいられたことに感謝します。息子も神様が守ってくださったということに感謝していた。今回は被害者と加害者の両方の立場に立ってしまったわけだが、神様はこの事故を通して、日常いついかなる時にも交通安全についての意識をおろそかにしてはいけないと教えてくれたに違いない。神様はいろいろなことをあらゆる事象を通して教えてくださる。感謝してその教えに従いたい。神様のなさることはすべて時にかなって美しい。(伝道者の書3:11)有難うございます。

詩篇
34:17 彼らが叫ぶと、【主】は聞いてくださる。そして、彼らをそのすべての苦しみから救い出される。
34:18 【主】は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。
34:19 正しい者の悩みは多い。しかし、【主】はそのすべてから彼を救い出される。

37:3 【主】に信頼して善を行え。地に住み、誠実を養え。
37:4 【主】をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。
37:5 あなたの道を【主】にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。