「消えちゃった」


9月号で書いた通り、7月7日の人間ドックで行った大腸内視鏡検査でちょっとしたふくらみがあり、生検をした結果8月7日の診断で悪性ではないまでも放っておくと悪性になりかねないので切除しましょうということになった。予約がいっぱいなので、手術は3カ月先の11月14日になり、毎日この手術について祈っていた。
前回同様、前日から絶食に近い状態で、11月14日(土)朝クリニックへ。一人で行くつもりだったが、細君がついてきてくれた。術後は何を食べたら良いのだろう。空腹だから何でも食べたいのだが、消化の良いものにしないといけない。うどん屋さんでもそばに見つかればよい。とにかく術後待合室ですぐ食べられるようにバナナを持ってきた。これから2週間は飲酒、運動、旅行、重いものを持つのは禁止、長時間の入浴は制限と注意事項に書いてある。腹部に力が加わると、大腸内の傷口をクリップで留めたものが取れてしまう可能性があるらしい。こういう注意事項を読んでいると、切る前から病人になった気分である。簡単な日帰り手術とは言いながら、手術に簡単はないと細君は友人に言われてきた。マサイより細君の方が心配している。祈っていてくれた。
2時間以上かけて大腸内を完全に空にした後、昼過ぎに内視鏡による手術に入った。点滴に麻酔が入って、前回同様本人は何も気づかぬまま終わった。
手術台から降りて、麻酔が切れるまで休憩をしていた時は、無事に終わったのかと思っていた。とりあえず体から悪いところがなくなって良かった。体の見えないところが切れていて、傷口がふさがっていないので大事にしないといけない、と考えると、自ずと歩き方がそうっとなる。麻酔が切れて着替えに戻る。細君の顔を見てほっとする。
しばらく待って院長からの説明になった。これからの注意点を言われるのかと思ったら、「消えちゃった」と一言。
 2人とも、今なんとおっしゃいました、と驚きの目を向ける。カメラの画像をプリントしたものには「大腸扁平隆起性病変(上行結腸)は消失しました」と印字してあった。生検をした後、まれにしぼんでなくなってしまうことがあるようで、今回は10分位探したけど見つからなかった。ということなので手術はしていないという。まあ良かった。おいしいものでも食べて帰ってください、と送り出される。一瞬キョトンとして何をして良いか分からない状態になる。
 何があったのだろう。そうか、すぐに癒し主なる神様に感謝する。神様のなさることは、人知をはるかに超えて素晴らしい。驚くばかりである。祈りを聞き届けてくださったことに感謝。9月号でも書いたが、ここに導いてくださったことと、今回の患部消失について感謝の祈りを捧げる。

詩篇
103:11 天が地上はるかに高いように、御恵みは、主を恐れる者の上に大きい。

療養生活をイメージしていただけに、完全に違った展開になった。大腸のことは気にせず何でも食べて良い、と言われたが空腹時に刺激物は却ってよくないので、とりあえず消化の良いもので空腹を満たすことを考える。体の中に悪いものがないといわれて、急に元気になった。げんきんなものである。会社でも重いものは持てないので、口は出すが手は出せません、と宣言をしてきたのだが、早々に経過説明をしておく。

詩篇
34:3 私とともに【主】をほめよ。共に、御名をあがめよう。
34:8 【主】のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は。

エペソ人への手紙
3:19 人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。