え、もう知ってた?


今月はマサイの大好きなことについて。

何回目かなのだが、聖書を旧約の始めから読んでいる。何度読んでも創世記の地球や人類創世の歴史はとても面白い。読んでいろいろ考えるとわくわくしてくる。今年の2月号にマサイのエジプト好きについては書いたのだが、この地方はマサイを惹き付ける何かがある。

下の個所は何気なく読み飛ばしてしまうところかもしれないが、マサイはここをわくわくして読む。ページの端を折って、じっくり読み返すほど。

創世記 49:29〜32
彼はまた彼らに命じて言った。「私は私の民に加えられようとしている。私をヘテ人エフロンの畑地にあるほら穴に、私の先祖たちといっしょに葬ってくれ。
そのほら穴は、カナンの地のマムレに面したマクペラの畑地にあり、アブラハムがヘテ人エフロンから私有の墓地とするために、畑地とともに買い取ったものだ。
そこには、アブラハムとその妻サラとが葬られ、そこに、イサクと妻リベカも葬られ、そこに私はレアを葬った。
その畑地とその中にあるほら穴は、ヘテ人たちから買ったものである。」

ヤコブの言葉である。ヨセフは父ヤコブをエジプトの医者に命じてミイラにさせ、このほら穴に葬りに出かける。

50:13 その子らは彼をカナンの地に運び、マクペラの畑地のほら穴に彼を葬った。そこはアブラハムがヘテ人エフロンから私有の墓地とするために、畑地とともに買ったもので、マムレに面している。

ヤコブの言葉の通りなら、このほら穴の中には、アブラハムとサラ、イサクとリベカ、ヤコブとレアが葬られている。ちなみにヨセフもエジプトでミイラにされて棺に納められている。イスラエルの子らがエジプトを出る時に携え上ってくれと言い残しているが、このほら穴に入ったという記述はない。

この「マムレに面するマクペラにある、ツォハルの子エフロンの畑地、すなわち畑地の端にある彼の所有のマクペラのほら穴」は一体どこにあるのだろう。もう数え切れないほどの学者達、盗掘者達がカナンの地を探し回ったに違いない。インディ・ジョーンズ的な趣味かもしれないが、もう一度大学で何かを学ぶとしたら迷わず考古学を選んでこの謎を発掘してみたい。

前方後円墳とかピラミッドとかいう巨大な建造物ではない。世界地図の中から紀元前のほら穴を探すことはどれだけ難しいことか分かるが、しかし宇宙を探すというのではない。現在誰かが何気なくその上を歩いているかもしれない地上を探すのだ。発見の可能性はあるように思える。ヒントになるのは23章2節にある サラの亡くなった場所。カナンの地のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロン。

つい夢中になって書いているが、神様自信が「アブラハム、イサク、ヤコブの神」といったほどの3人に対する冒涜だ、と叱られそうだ。

と一人で喜んでいたら、マクペラの洞穴は、とうの昔からパレスチナ自治区の都市ヘブロンの宗教史跡になっていた。この史跡はユダヤ教徒やキリスト教だけでなく、イスラム教徒からも神聖視されているという。ということは、世界中が知っている?

残念、お粗末な顛末でした。でも聖書は史実を伝えるものであり、それは間違いない、ということを改めて知って感動を覚えることができた。主よ、感謝します。


月刊マサイで引用している聖書本文は、新改訳聖書第三版(©新日本聖書刊行会)を使用しています。
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